是非にあらず、この道をゆくしかない-産業能率大学との出会いと、これから。


2019年2月発行 「自由が丘イベントコラボレーション」10年誌より。


当店の代表、西村康樹が自由が丘産業能率大学の兼任講師として担当する授業「自由が丘イベントコラボレーション」。今年で役12年目となる。今回は、その授業を開始してから10周年という節目を祝って開催した10周年記念パーティにて配布した、冊子に掲載した彼の記事をご紹介します。以前にも彼がこの授業に関わるようになった経緯を紹介する記事をあげましたが(以前の記事)、彼の言葉で10年間どのようにして授業が発展してきたのかなどを、綴っています。




ー授業との出会い「 商店街の人間が、大学の講師に」



 商店街の人間を講師にして、授業を作ろうと産業能率大学が発想したことがまず凄いと思う。前例も無いだろうし、うまくいくのかも分からない。これって、ものすごく勇気のいることだったのではないかと思う。


なぜか自分が指名されて、「分かりました」と受けてしまう。パクれるようなモデルケースもないし、実際に成り立つのかも分からない。簡単に受けてしまった自分もやはり、ちょっと凄いというよりバカなんだと思う。


そんなことで10年前に見切り発車で始まったのが、私達が誇る「自由が丘イベントコラボレーション」だ。







ー授業のはじまり。「勝つか負けるかは分からないけど、精一杯やることは約束できる」





 1年目、授業がスタート。早くも来週どうしよう…という日々。今でも覚えているがその時、強く思っていたのが「勝つか負けるかは分からないけど、精一杯やることは約束できる」ということだった。



人前でしゃべるのも全く自信がなかったけど、下手くそでも一生懸命しゃべる。本当はビビってたこともたくさんあったけど、何とか踏ん張る。実はそんな感じだった。






自由が丘の大人、授業の生徒、様々な視線がありましたが、協力してくれる方々も生徒も含めたくさんいました。1期生、2期生の一部は「何とかこの新しい授業を成功させよう」と本来は学ぶ側であるはずなのにほとんど運営側となり、努力をしてくれました。これには本当に感謝している。



 このような生徒のスピリッツは今でもイベコラに伝わっていると思う。※1振興組合だけでなく、※2駅前中央会、※3南口商店会がイベコラに、仕事と活動するフィールドを与えてくれたこともありがたかった。※4奥角さん、※5清隆さん助かりました。





 4年目くらいになると1期生、2期生、3期生、が授業のサポートをしてくれるようになったのと、自分もこなれてきたのか、ずいぶんと楽になった。「これはまあまあ行けるかも」とこの頃くらいに思ったかな。



それと実は大きかったのは※6岡田さんが産能の先生になったこと。これは心強かった。それまで、学校でも自由が丘でも、この立場って自分ひとりじゃないですか…。


 



ー止まることのない発展「アイデンティティとリピリッツがあれば、組織は勝手に伸びてゆく」





 4期生のときにサークル※7「エンターテインメント・ラボ」結成。5期生のときに一般社団法人、※8「自由が丘コンテンツ・ラボ」開設。組織と活動拠点ができたことにより、ここからのイベコラの発展が凄まじかった。



授業というより「全国大会を目指している体育会系の部活」みたいな感じとなり、活動のフィールド、活動の内容共に拡大してゆく。「アイデンティティとリピリッツがあれば、組織は勝手に伸びてゆく」と自分は考えているのだが、まさにその通りとなった。



活動している学生自体が、システムを作り、メニューを考え、人脈を作り、後輩を育てて…。むしろこの頃くらいからは、むしろ自分がイベコラにあおられて、というかどんどん巻き込まれていった。



 4〜7期生の頃、楽しかったなぁ。どんどん外に出ていってる時代だったから、色々な問題も起こったし、とにかく心身共にキツかったけど、「伸びているベンチャー企業」の中にいるみたいな感じで充実してた。夢中で前に前にだったから、色々ひずみがでてきたり、だいぶとっちらかっちゃったけど、8期生が内部的な仕組みをしっかりしてくれたり、システムしてくれたりと、よりイベコラを強くしてくれた。9期生、10期生はまだ現役で活動中だからとにかく頑張ってください。







ー10年目を迎えて、思うこと。結局最後は「直球ど真ん中」




 こうやって10年間を振り返ってみると本当に色んなことがあったし、教える立場ではなく、共に成長したんだなぁと思う。


それと自由が丘や大学、自分の身のまわりの人達、そして何より一所懸命やってくれた学生達にさまざまな影響を与えてしまったんだなぁと思うと、もの凄く責任を感じる。



やってきたことが正しかったのか、この先も続けるべきなのか、素敵な思いもさせただろうけど、嫌な思いもたくさんさせたんだろうなぁとか…、考えればきりがない。悩まないわけではないし、迷わないわけではない。しかし、結局最後は「直球ど真ん中」、心と力を込めて投げるしかないかなと。



卒業したイベコラ生に言いたいのは、現役のイベコラ生から憧れられる大人でいつづけてください。現役のイベコラ生に言いたいのは、熱くキラキラした姿を卒団したイベコラ生に感じさせてください。是非にあらず、この道をゆくしかない。




さらに、「自由が丘イベントコラボレーション」を紹介したショートムービーをYouTubeにて公開中です

SANNO REAL|学生たちの挑戦【イベントコラボレーション】前編

SANNO REAL|【イベントコラボレーション】後編|学生たちの挑戦




※1【振興組合】

自由が丘には12の商店街があり、その商店街が団結して、単一組織の商店街振興組合としてスタートしたのが1963年。現在では会員1,300軒に迫る、国内最大級の商店街組織として、自由が丘の魅力づくり、会員店舗の繁栄のために活動しています。

自由が丘オフィシャルウェブサイトより

※2【駅前中央会】

自由が丘に存在する12商店街の内の1町会。商店街のなかでも最大規模の商店会であり、最大規模の会員数を誇る。

※3【南口商店会】

自由が丘に存在する12商店街の内の1町会。ファッショナブルで、おしゃれなショップが並ぶ。季節ごとに様ざまなイベントを催している。

※4【奥角さん】       ※5【清隆さん】 

奥角勝※2の中心的人物。   渡辺清隆※3の中心的人物。

※6【岡田さん】

岡田一弥。1958年生まれ。1981年慶応義塾大学経済学部卒業、東洋信託銀行入行。1985年同行退職後、岡田不動産代表取締役就任。同時期より、自由が丘商店街復興組合の諸活動に参加。2000年同組合副理事長就任。2002年街づくり会社(株)J‐SPIRIT取締役就任。2010年同組合理事長就任。2012年産業能率大学客員教授就任。2015年目黒区商店街連合会長就任

『自由が丘』ブランド―自由が丘商店街の挑戦史より

 

※7【エンターテインメント・ラボ】

産業能率大学に存在するサークル。自由が丘のイベントにて、企画運営やボランティア活動などを行っている。自由が丘イベントコラボレーションの派生により活動を開始する。

※8【自由が丘コンテンツ・ラボ】

街の魅力を最大限に活かしながら、地域商店・企業・大学と一丸となって、地域のプロモーション活動の企画・運営を行う団体。

自由が丘コンテンツ・ラボHPより


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